作者: 山本博文 [解除]
カテゴリー:
タグ:

件数: 24 シリーズ

殉死の構造

殉死の構造

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 角川新書
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2022/09/09
ページ数: 不明
あらすじ
江戸時代に社会現象となった殉死は、主君が自然死した場合に家臣や家族など関りがあった者が後を追って自害することを指すが、殉死した多くは主君と近い距離にあった上級武士ではなく、下級武士だったことがわかっている。いったいなぜ下級武士は距離の遠い主のために殉死したのか。殉死は主君の死を悲しみ、死後もお供をするという「忠誠心」によるものと思われがちであるが、そうではない。殉死の本質は、戦争が非日常となった17世紀、戦いに命を懸けることもなくなり、武士、特に体制から疎外された「かぶき者」たちの自己主張のひとつの形であったのだ。さまざまな殉死の実例から、殉死の新解釈に迫った名著復刊。※本書は、1994年に弘文堂より刊行され、2008年に講談社学術文庫で刊行された『殉死の構造』を復刊したものです。底本には講談社学術文庫版第一刷を使用しました。復刊にあたり、著作権継承者の御了解を得て、改題の他、難読漢字に読み仮名を付すなどの表記上の整理を行いました。
江戸の組織人 現代企業も官僚機構も、すべて徳川幕府から始まった!

江戸の組織人 現代企業も官僚機構も、すべて徳川幕府から始まった!

著者: 山本博文
カテゴリ: 雑学・エンタメ
レーベル: 朝日新書
パブリッシャー: 朝日新聞出版
発売日: 2022/04/13
ページ数: 不明
あらすじ
武士も巨大機構の歯車の一つに過ぎなかった。幕府の組織は現代官僚制にも匹敵する高度に発達したものだった。「家格」「上司」「抜擢」「出向」「経費」「利権」「賄賂」「機密」「治安」「告発」「いじめ」から歴史を読み解く、現代人必読の書。
宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略

宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 角川新書
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2021/09/10
ページ数: 不明
あらすじ
大名の親子の間で交わされた膨大な書状が、熊本藩・細川家に残されていた。そこには、江戸幕府の体制が確立していく過程と、取り巻く人々の思惑がリアルタイムに記録されていた! 江戸初期を知るための必読書。
「忠臣蔵」の決算書

「忠臣蔵」の決算書

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 新潮新書
パブリッシャー: 新潮社
発売日: 2021/07/28
ページ数: 不明
あらすじ
吉良邸討ち入りに費やされた軍資金は「約七百両」──武器購入費から潜伏中の会議費、住居費、飲食費に至るまで、大石内蔵助は、その使途の詳細を記した会計帳簿を遺していた。上野介の首を狙う赤穂浪士の行動を金銭面から裏付ける稀有な記録。それは、浪士たちの揺れる心の動きまでをも、数字によって雄弁に物語っていた。歴史的大事件の深層を一級史料から読み解く。「決算書」=史料『預置候金銀請払帳』を全文載録。
東京今昔江戸散歩

東京今昔江戸散歩

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 中経の文庫
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2020/11/19
ページ数: 不明
あらすじ
江戸に生きた人々や大名が愛した庭園など江戸の面影を味わう!自らの命を懸けて囚人たちを救った石出帯刀、悪役として描かれることが多い柳沢吉保の意外な素顔と六義園、町人のために橋をかけた将軍綱吉、鬼平こと長谷川平蔵発案の石川島人足寄場、将軍の御庭・浜離宮恩賜庭園、東京ミッドタウンの裏によみがえった江戸で評判の名園「清水亭」、悲しい記憶の残る元吉原・新吉原……。東京に今も残る江戸の面影を、江戸・日本近世史の第一人者が、アクセス情報と写真、当時の切絵図とともに、知る人ぞ知る穴場も多数紹介!
江戸お留守居役の日記 寛永期の萩藩邸

江戸お留守居役の日記 寛永期の萩藩邸

著者: 山本博文
カテゴリ: 小説・文芸
レーベル: 講談社文庫
パブリッシャー: 講談社
発売日: 2020/07/24
ページ数: 不明
あらすじ
江戸の萩藩お留守居役・福間彦右衛門の日記「公儀所日乗」。この第1級史料をもとに、藩邸生活の実態、藩の命運かけてたたかう外交官=留守居役の実像などを、新進気鋭の歴史学者があきらかにする、歴史ノンフィクション。根廻し、裏工作など、現代社会の原像がかいま見える好著。日本エッセイストクラブ賞受賞作。
「関ヶ原」の決算書(新潮新書)

「関ヶ原」の決算書(新潮新書)

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 新潮新書
パブリッシャー: 新潮社
発売日: 2020/04/24
ページ数: 不明
あらすじ
金がなければ戦はできぬ! だが天下分け目の大いくさで、東西両軍で動いた金は総額いくらになるのか? 『「忠臣蔵」の決算書』に続き、日本史上の大転換点をお金の面から深掘り、知っているようで知らない「関ヶ原の合戦」の新常識を提示する。そもそも米一石は現代なら何円? 徳川家康は本当に儲かったのか? なぜ敗軍に属した島津家がおとがめなしで生き延びたのか? 史上最も有名な戦の新たな姿が浮かび上がる。
古地図でわかる!大江戸 まちづくりの不思議と謎

古地図でわかる!大江戸 まちづくりの不思議と謎

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: じっぴコンパクト新書
パブリッシャー: 実業之日本社
発売日: 2020/02/14
ページ数: 不明
あらすじ
意外と知らない「大江戸八百八町」の構造に迫る!慶長8年(1603)、江戸に幕府を開いた徳川家康が江戸城を中心とした本格的な町づくりに着手した。以降、たび重なる「天下普請」によって都市インフラが整備され、「大江戸八百八町」と呼ばれる巨大都市が完成した。その当時の様子を知るよすがとなるのが、江戸時代に制作された古地図である。江戸の街はどのような都市計画によって築かれたのか、人々はどのような生活を営んでいたのか。古地図をもとにして、江戸の町づくりを解説する。■古地図でたどる大江戸四〇〇年の街づくり将軍とその家族が住んだ江戸城、内部はいったいどうなっていた?すべての道は日本橋に通ず! 五街道を掌握して全国を統轄した幕府 徳川幕府の威光を示す? 日本橋に仕掛けられた巧妙なカラクリ 明暦の大火で焼失した天守はなぜ再建されなかった?世界最大級の都市・江戸、その大半を占めていたのは武家屋敷!大江戸のメインストリートが不自然に屈曲しているワケ■古地図でわかるお江戸のしくみとルール江戸近郊に置かれた宿場町は江戸っ子の遊興の場でもあった! 江戸時代の牢屋敷はお金次第で待遇が変わった!? 江戸のお金は金・銀・銭の三貨制、金座と銀座が江戸経済の中心を担う街道沿いに刑場が置かれたのは犯罪を事前に防ぐため! ■古地図で読み解く江戸の暮らし〜武士編〜武家政権のトップとして日本を治めた将軍はどんな生活を送っていた? 将軍の正室が暮らした大奥にはどんな部屋があった? 百万都市の治安を守った町奉行所、しかし勤務実態はかなりブラック!? 幕府の年貢米が収納された浅草御蔵前で巨万の富を築いた札差って何者? ■古地図で読み解く江戸の暮らし〜町人編〜城下町づくりに貢献した御用職人と御用商人 火事と喧嘩は江戸の華! 花形の職業となった町火消貧民のために設置された無料の病院、しかしその内部は腐敗していた?江戸の不夜城・新吉原遊廓は「城郭」のような構造をしていた? 「富士塚」に登れば功徳が得られる! 江戸市中に築かれたミニ富士山
古地図で大江戸おさんぽマップ

古地図で大江戸おさんぽマップ

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: ブルーガイド
パブリッシャー: 実業之日本社
発売日: 2019/11/29
ページ数: 112ページページ
あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。徳川三代は江戸の町をどのように造ったのか?それぞれの町は、どのような機能を持っていたのか?古地図にどのように記されているのか?そして、さらに現在はどうなっているのか?…古地図を読んで東京を歩けば、江戸の街づくりが見えてくる!!・様々な縮尺・体裁の江戸古地図を50図以上(各1ページ大)掲載・浮世絵や鳥瞰図など、古地図がより深く読める図版類が充実・今の地図や現在のランドマークなど、土地勘がつかめる補足情報も・町歩きに役立つ「古地図散歩のヒント」つき【目次例】■第一章 古地図でたどる江戸の町づくり徳川三代、「大江戸」の基礎を築く【慶長江戸図】【武州豊嶋郡江戸庄図】古地図で探報!大名屋敷の役割【江戸御上屋敷絵図】「明暦の大火」で江戸が一変!【新添江戸之図】【江戸図鑑綱目】通りを挟んでつくられた「両側町」【増補改正神田浜町日本橋北之図】江戸の玄関口だった「江戸四宿」【弘化改正御江戸全図】「御台場」はもともと軍事施設!【品川台場絵図】道と橋を管理していたのは誰?【嘉永新鐫本所絵図】■第二章 古地図で読みとく江戸の暮らし「大木戸」で不審者の通行を阻止【千駄ヶ谷鮫ヶ橋四ツ谷絵図】江戸時代の交番「辻番」って?【京橋南芝口橋築地鉄砲洲辺絵図】「町奉行所」が江戸の治安を守る【大名小路神田橋内内桜田之図】【町奉行所図】公開処刑で犯罪を未然に防ぐ!【改正新刻今戸箕輪浅草絵図】幕府は農村をどう支配した?【目黒筋御場絵図】「小石川養生所」で庶民を救済!【東都駒込辺絵図】【東都下谷絵図】■第三章 古地図でわかる江戸城のつくり江戸城にはどんな建物があった?【江戸城図】古地図で見る本丸御殿【表】 【江戸城御本丸万延度御普請御殿向奥惣絵図】古地図で見る本丸御殿【中奥】 【御本丸中奥絵図】古地図で見る本丸御殿【大奥】 【大江戸御本丸大奥向惣絵図】■第四章 古地図で楽しむ江戸の娯楽「新吉原遊廓」は城郭構造だった?【改正新刻今戸箕輪浅草絵図】【東都新吉原一覧】江戸っ子を熱狂させた「江戸三座」【弘化改正御江戸全図】【校正新刻三座猿若細見図】「富士塚詣で」が江戸で大流行!【東都駒込辺絵図】八代将軍が「花見」の場を提供!【弘化改正御江戸全図】
大名の『お引っ越し』は一大事!? 江戸300藩「改易・転封」の不思議と謎

大名の『お引っ越し』は一大事!? 江戸300藩「改易・転封」の不思議と謎

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: じっぴコンパクト新書
パブリッシャー: 実業之日本社
発売日: 2019/09/06
ページ数: 不明
あらすじ
『引っ越し大名』松平直矩より スゴイ転封があった!?改易=「取り潰し」と転封=「引っ越し」の面白事情に迫る!江戸時代にたびたび起こった、「改易」(取り潰し)や「転封」(引っ越し)。御家騒動や刃傷沙汰、世継断絶から、職務の怠慢に色恋沙汰に酒席の狼藉に至るまで、その理由は多岐にわたる。大名や家臣たちはその都度、多大な苦労を強いられ、特に転封では長距離の移動、負担する費用など、負担もただ事ではなかった。彼らがなぜ取り潰されたか、転封を命じられたか、そしてその後どうなったか。これらをひもとくことで、江戸期の政策や各地の国づくりが浮き上がってくる!■だれがどう決めていた?改易・転封のしくみ御家騒動から、発狂、跡継ぎ不在、陰謀まで改易と転封のさまざまな理由生涯で7回の転封!「引っ越し大名」松平直矩の苦労引っ越し費用は大名が全額負担! おかげで財政が逼迫する藩続出転封前後でもっとも石高に差がついたのは、関ケ原の戦いで敗れた上杉景勝もっとも遠い藩へ転封されたのは、磐城平藩から延岡藩への移動、その距離は?■勢力図の一大書き換えとなった!関ケ原の戦いによる改易・転封関ケ原西軍の主力たちの末路 敗戦で解体された大名たち東軍勝利の立役者となるも改易された小早川秀秋あわや改易の危機! 激動の御家騒動 主君の謀反をわざと訴え改易回避■徳川幕府には逆らえない!江戸期の改易・転封世嗣断絶、乱心、幕法違反……。江戸期の改易・転封の理由はさまざま 幕府もあきらめて匙を投げた! お家騒動で改易された最上義俊 万策を打つも子どもができずに御家断絶となってしまった蒲生忠知 詐欺にあい改易された有馬晴信が、切腹できなかったワケ■意外と多かった!幕末?明治の改易・転封歴史上、最後の改易は幕府でなく新政府に命じられていた! 明治維新後、徳川家の都合でこぞって房総半島に移された静岡の藩主たち新政府にたてつくも西郷隆盛の意向で減封だけですんだ庄内藩■自業自得すぎる……!ざんねんな改易・転封密貿易がバレて切腹、御家断絶となった竹中重義ただ寒ブリが食べたかっただけなのに! 追い詰められて鉄砲自殺した稲葉紀通高級遊女を身請けして贅沢に遊び放題。隠居・転封させられた榊原政岑
東大教授が教える! 超訳 戦乱図鑑

東大教授が教える! 超訳 戦乱図鑑

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 不明
パブリッシャー: かんき出版
発売日: 2019/05/14
ページ数: 不明
あらすじ
謀略、反乱、骨肉の争い、名勝負…日本史を語る上で外せない60の戦乱!本書は、日本史を変えた60の戦乱を、東京大学史料編纂所教授、山本博文先生のわかりやすい解説と、イラストでざっくり知ることができます。また、勝つためにどのような戦略を駆使したのか、そこから学べる教訓は何か?私たちが生活や仕事に活かすことができるアドバイスも収録しました。≪本書の内容の一部≫【丁未の乱】ライバルとの差を広げた蘇我氏の「イメージ戦略」【乙巳の変】軽皇子・中大兄皇子の巧みな「根回し術」【藤原広嗣の乱】「ビジョン」なく敗れ去った藤原広嗣。【平将門の乱】傷口を広げてしまった藤原頼通の「人選」ミス。【奥州合戦】「勝ち戦ムード」で戦う前に勝負を決めた源頼朝。【承久の乱】「インセンティブ」でモチベショーンを上げた鎌倉幕府。【霜月騒動】「見通し」の甘さが露呈した安達泰盛【観応の擾乱】「パートナー」を頻繁に変えた足利尊氏。【河越城の戦い】逆境を乗り切った北条氏康の「選択と集中」。【姉川の戦い】「希望的観測」に頼り過ぎた織田信長。【耳川の戦い】少数で大兵力に勝つための島津流「個別撃破術」。【本能寺の変】明智光秀に必要だったのは「伝える力」。【山崎の戦い】「機動力」「根回し」「人柄」すべてを完ぺきに調えた羽柴秀吉。【小牧・長久手の戦い】羽柴秀吉の「使えない人」を使う極意。【文禄の役】豊臣秀吉の失敗は「現場感覚」不足。【大坂夏の陣】「口約束」が豊臣家を破滅に導く。
武士の人事

武士の人事

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 角川新書
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2018/11/10
ページ数: 不明
あらすじ
長谷川平蔵は「人物は宜しからず」――。天明七年、八代将軍吉宗の孫・松平定信が老中首座に任じられた。賄賂の田沼時代からの脱却を目指した寛政の権力者・定信が集めさせた、江戸役人たちの発言や噂話。出世欲、保身、家庭の悩み――当時の役人の生態が赤裸々に書き留められた希有な記録『よしの冊子』を読む。[もくじ]第一章 政権交代─松平定信と田沼意次第二章 老中たちの評判第三章 幕閣大名の生態第四章 町奉行の勤務ぶり第五章 勘定奉行と勘定所役人第六章 江戸の機動隊、火付盗賊改終 章 松平定信の退場付表・諸役職就任者 [紹介している人物]吉宗の血をひく貴公子──松平定信 地に落ちた権力者──田沼意次 賄賂で老中になった名門大名──阿部正倫温厚、何の害もこれ無く──松平康福 心得違いを反省──水野忠友 真っ先に登用された若手の俊秀──松平信明側用人から老中格へ──本多忠籌 次代を担う若年寄──堀田正敦 刀を忘れて自ら謹慎──京極高久将来を嘱望された寺社奉行──脇坂安董 出世を厭う坊ちゃん育ちの大名──井上正国 失言で左遷──曲淵景漸町方から馬鹿にされた町奉行──柳生久通 天国から地獄へ──初鹿野信興 萎縮した金太郎侍──池田長惠御三卿・清水家を改革──柘植正寔 型破りの豪傑──根岸鎮衛 御城が家より好き──柳生久通人々が感服する能吏──久世広民 上をだます勘定吟味役──佐久間茂之 母のために昇進を厭う──堀帯刀江戸町人に大人気──長谷川平蔵 定信との関係を自慢する自信家──松平左金吾 平蔵の毒気に当てられる──太田資同
教科書には書かれていない江戸時代

教科書には書かれていない江戸時代

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 不明
パブリッシャー: 東京書籍
発売日: 2018/09/08
ページ数: 不明
あらすじ
「武士はなぜ腹を切るのか?」「赤穂浪士の討入りは主君のためだけではない!」「参勤交代は超高速が当たり前?」「公文書偽造は江戸時代にもあった!」………本書は、江戸時代の武士と町人たちの実像を、当時の文書(もんじょ)から蘇らせ、人々が幕藩体制という社会制度のもと、どのように暮らし、どのような課題を抱えていたかを、江戸学の第一人者山本博文東大教授が、わかりやすく解説した書籍である。江戸時代については、家康から幕末期の慶喜まで、映画やテレビ、小説などで様々に描かれているが、どうしても現代劇的な面が強調され、嘘とまではいかないが、かなり間違いが多い。例えば、有名な忠臣蔵の討入りは主君のためだけに行われたわけではない。背景には討入りをしなければならなかった武士としての理由があった。著者はわかりやすい文章でその背景を鮮やかに導き出して見せる。また、現代の人々は参勤交代というと「下にー、下にー」という厳格な面しか思い浮かべないが、どうもそうでもないらしい、ということを著者は教えてくれる。本書の面白さはここにある。この一冊から、教科書には書かれていない江戸時代が次々と出てくる楽しさを味わってほしい。 【参考】 江戸時代、人々は武士と百姓・町人という身分に大きく分けられていた。百姓は農業従事者だけではなく、漁業、林業、手工業を生業とする職人なども含む農村居住者全般を指した。町人は、都市に居住していた商人、職人などの総称である。当時の人口構成は武士7%、町人5%、百姓85%、その他3%である。 大坂夏の陣を最後に戦乱は止み、平和な時代が続くようになる。武士は公務員化し、戦で功を立てることは不可能なため、出世コースに乗ることが大きな目標となる。町人たちの多くは、貧富の差に関係なく、日々楽しく暮らすことを第一として生きるようになる。学問の世界では、自由闊達な雰囲気のもと様々な研究が登場し、最先端の「知」が江戸に花開く。学びは庶民にまで広がり、現代に繋がる学問の基礎が築かれたのも江戸時代である。
古地図から読み解く 城下町の不思議と謎

古地図から読み解く 城下町の不思議と謎

著者: 山本博文
カテゴリ: 趣味
レーベル: 不明
パブリッシャー: 実業之日本社
発売日: 2017/12/08
ページ数: 160ページページ
あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。古地図と現代の図を「くらべて」分かる、城下町の成り立ちと特徴! 江戸・名古屋・大阪をはじめ、全国の主要な城下町を、古地図をもとに検証。国土地理院の現代の図と定点で比較することから、思わぬ町の機能が見えてくる! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。
400年の時の旅江戸東京博物館(小学館文庫)

400年の時の旅江戸東京博物館(小学館文庫)

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 小学館文庫
パブリッシャー: 小学館
発売日: 2017/03/03
ページ数: 250ページページ
あらすじ
第一部では、江戸・東京の歴史を物語る貴重な資料や復元模型を展示している江戸東京博物館を通して、各時代の政治経済や文化、娯楽、庶民の生活を振り返ることができる。そこには、日々の生活を楽しみながら生きる人々の元気な姿があった。第二部では、‘幕府のしくみ’や‘江戸の食文化’‘女性のオシャレ’‘江戸の歌舞伎’‘昭和のくらし’など江戸・東京を楽しむためのとっておき話11篇も収録している。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
学び直し日本史人物伝 戦国編

学び直し日本史人物伝 戦国編

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 角川文庫
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2016/12/22
ページ数: 不明
あらすじ
授業で習ったけど忘れてしまったあの武将、大河ドラマで気になるあのお姫様…そんな歴史上の人物について、この一冊で学び直してみませんか? NHK-Eテレ『知恵泉』などで日本史博士として人気の東京大学山本博文教授が、信長・秀吉・家康や、淀殿や黒田官兵衛など、近年の大河ドラマに登場している戦国時代の人物について、当時の文書をひもときながら、最新の学説も織り交ぜて、詳しくかつ解りやすく語ります。信長が長篠の戦いを制した真の理由とは!? 関ヶ原前夜の知られざる情報戦とは!? 戦国という激動の時代を生き抜いた人々の生き様、武将たちの関係性のドラマに触れるうちに、過去が身近なものになっていく…。日本史を学び直したいのにキッカケをつかめない、そんな人にピッタリの一冊です!※本書は雑誌『BAN』(教育システム社)での連載「江戸の組織人」より抜粋し、さらに加筆改稿のうえ再構成して、文庫化したものが底本です。
鳶魚で江戸を読む 江戸学と近世史研究

鳶魚で江戸を読む 江戸学と近世史研究

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 中公文庫
パブリッシャー: 中央公論新社
発売日: 2016/12/15
ページ数: 不明
あらすじ
江戸学の開祖・三田村鳶魚が見た江戸の姿はどのようなものだたのか。近世史家の著者が、アカデミズムの観点から鳶魚の業績をたどりつつ、江戸の風俗・社会についてわかりやすく解説。現代歴史学の立場にたった客観的な視点を通して、江戸学の大家の思想と歴史観を浮かび上がらせる好著。
大江戸御家相続 家を続けることはなぜ難しいか

大江戸御家相続 家を続けることはなぜ難しいか

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 朝日新書
パブリッシャー: 朝日新聞出版
発売日: 2016/12/03
ページ数: 不明
あらすじ
子どもが生まれない、父親が家督を譲らない、正室vs.側室のバトル。とかく「家」を守り続けることは難しい。徳川治世260年、将軍家や大名家は、「御家断絶」の危機をいかに乗り越えたか? 現代人にも身につまされるエピソード満載!
決定版 江戸散歩

決定版 江戸散歩

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 角川学芸出版単行本
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2016/10/27
ページ数: 387ページページ
あらすじ
国会議事堂は、もと誰の家? --井伊直弼の上屋敷の一部だった。本書は、東京に残る江戸の面影を、切絵図と切絵図に重ねた現代地図、アクセス情報、豊富な写真とともに詳しく紹介。江戸城本丸(皇居東御苑)、鬼平が設立した人足寄場(石川島公園・高級マンション)、徳川将軍家の庭(浜離宮恩賜庭園)、南町奉行所(有楽町駅前広場)、江戸の観光地(愛宕神社)、江戸幕府の最高学府・昌平坂学問所(湯島聖堂)、江戸のアウトレット(日本橋富沢町)など、著者自身が実際に歩き、江戸の息吹が感じられるおすすめの個所を厳選。ベストセラー『東京今昔江戸散歩』(中経の文庫)に、新たに小石川谷中本郷絵図、麹町永田町外桜田絵図の2つの切絵図と、根津神社などの4項目を加え、単行本サイズに大きく見やすくなった待望の増補版! オールカラー!※本書は2011年12月に中経出版から刊行された『東京今昔江戸散歩』(中経の文庫)を基にし、新たに「麹町永田町 外桜田絵図」「小石川谷中 本郷絵図」の切絵図と「桜田門外の変の舞台〜桜田門」「加賀藩上屋敷の赤門〜東京大学赤門」「江戸幕府の最高学府〜湯島聖堂」「甲府宰相綱豊の屋敷〜根津神社本殿」の四項目を加え、大幅に加筆・修正のうえ、改題して単行本化したものが底本です。
日本の歴史

日本の歴史

著者: 複数著者(2名)
カテゴリ: 少年マンガ
レーベル: 角川まんが学習シリーズ
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2016/09/01
ページ数: 237ページページ
あらすじ
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生!まんが本編は充実の201ページ、さらにカラー写真や記事も完全収録した電子書籍版。第1巻は「日本のはじまり旧石器〜縄文・弥生〜古墳時代」。
江戸人のこころ

江戸人のこころ

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 角川選書
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2016/05/20
ページ数: 不明
あらすじ
親に小遣いをねだる御殿女中、家族をいたわる赤穂浪士、遊びほうける息子を叱る大名、ささやかな願いをかなえたい天皇――。日々の暮らしの中で書かれた手紙を読み解き、「江戸人」のこころの奥に迫る。
武士の評判記

武士の評判記

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 新人物往来社
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2016/05/20
ページ数: 不明
あらすじ
老中松平定信が自ら陣頭指揮して、隠密たちに集めさせた情報報告書「よしの冊子」。当時の生の情報をもとに役人達の生態を明らかにする! 面白くてためになる、江戸時代のお役人事情。
シリーズ江戸学

シリーズ江戸学

著者: 複数著者(2名)
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 角川ソフィア文庫
パブリッシャー: KADOKAWA
発売日: 2016/05/20
ページ数: 不明
あらすじ
ローンに追われる下級武士の日常、出世のための厳しい掟、リストラ武士の妻たちの末路、大奥女中のお財布事情――。武士や女たちのリアルな実態や事件を、現代にも通じるエピソードを交えつつ楽しく紹介!
対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと

対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと

著者: 山本博文
カテゴリ: 学術・語学
レーベル: 講談社学術文庫
パブリッシャー: 講談社
発売日: 2015/11/27
ページ数: 不明
あらすじ
将軍吉宗の代替わりに際し、来日する朝鮮通信使。江戸時代、朝鮮との外交交渉・貿易業務の窓口だった対馬藩は、朝鮮御役を拝命する。莫大な出費、形式を重んじる使節、無理解な老中たち。日朝双方の本音と建て前の間にあって、ときに詭弁を弄し、ときに脅し、ときに屈辱に耐えつつ近世の日朝「交隣」をささえた小藩の苦悩と奮闘。